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笑いをこらえる辛さを身にしみて実感した話

これは私が音楽大学の短期大学部に通っていた時の話で、合唱の授業から発表会までの数ヶ月続いた話です。
私は男なのですが、短期大学部の男子が少なかったという理由で合唱は4年大の学生と合同で受けていました。
なので当然人数も多く、男女比のバランスが良いクラスだったため混声合唱が可能な状態だったのですがなぜか選曲は宗教音楽。(発表会当日に分かったのですが他の混声合唱クラスは日本語の歌を歌っていました)
10分弱ある上に慣れない言語は覚えることに必死でしたが、表情が細かく変わる曲だったので聴いていて楽しい曲ではありました。おおまかには「神様を讃えよ」といった内容で、宗教的なテーマではありながら荘厳かつ華麗な曲。
…なのですが、当時それを歌う人たちは大学生なので20歳前後、まだまだ人によっては箸が転んでもおかしい年頃で。
私含め、皆が笑いを抑えきれなくなった理由はズバリ「外国語の語感」です。
空耳でおかしく聴こえるならまだ個人差がありますが、「ノンコンフンダー」という言葉が出てきたためその響きだけで可笑しく思えてきたのです。しかもそれが曲の最後の部分に繰り返し登場し豪華にハモった上で壮大に終わるのでまるでオチのように感じてしまっていました。授業を重ね、歌を覚えていくとともにその歌詞まで思い出してしまい、ついには「次の授業何?」「え、フンダー。」「あぁ合唱か…」といったやりとりが日常茶飯事になる始末。
その一方、先生は真面目に授業を進めており(当然ですが)何に笑っているかさえ気づかないためその温度差すら笑いのタネとなり降りかかってきました。
授業回数が本番まで残り少なくなったある日、ツボの浅い私に小さな悲劇が訪れます。
ヘラヘラしているのが先生にバレた学生がひとりでワンフレーズ歌わされたのですが、、当然「ノンコンフンダー」で笑っていました。ひとりで歌いながらも半笑いで、周りも笑っているなかなか酷い状況。
そんな中、隣にいた先輩が小声で「何も踏んでねえわ」と冷静に言ってくるので吹き出しそうで、しかも先輩は楽譜でケータイを隠して触っているという…。ツッコミどころが多すぎましたがその日は何とか耐えきりました。
そして発表会当日のリハーサル時にもまた悲劇が訪れます。前まで冷静にケータイを触っていた先輩が突然「みんなこれで笑ってたのか!」とかなり出遅れて腹筋崩壊。周りがピークを超えて全て可笑しくなっているこのタイミングで気づくなんて、、
そんな状態でついに本番がきてしまいます。
舞台に出る前からクスクス笑っている皆。ここまでくるといつ吹き出すか分からないため面白さよりも逆に怖さが勝っていました。が、そんな状況も面白く感じてしまい結果意味がわからなくなり「辛い」という。笑
出だしから誰かが吹き出しそうな状態で歌は進みます。隣の先輩も同期の子も所々笑っていました。不覚にも私も釣られて笑ってしまった部分がありましたね。
幸いなことに、難しい曲だということで楽譜を持って舞台に出れたのでごまかせるレベルでした。
例の最後のパートは皆半笑いでカオスでしたが、実はその1つ前のパートが神秘的な静けさを持った部分で、そこが終わり間が空いてから移るためその一瞬の間が1番しんどかったです。ほんの1〜2秒なのに普通に吹き出している人いましたし。
笑いも度を超えるとよくないということに気づかされましたね。笑